これから「救急車にひかれた」話をしよう


こんにちはブロガーのしゅんです。

皆さんは交通事故に遭ったことはありますか?

世の中広しといえども救急車にひかれた経験がある人は少ないでしょう。

その数少ない経験をもった希少種ともいえる愚か者。それがぼくだ

小5の夏

毎日が無邪気に楽しかったあの頃。

旅館で知らないおじさんに良くちんちんをデコピンされてた程にちっちゃかったあの頃。

ぼくは休日になると決まって家の近くのゲームセンターに行っていた。

ゲームセンターといっても、どちらかというとカードショップがメインで、ストIIだったり、10円ゲームなどレトロなゲームがちらほらと入っていたぐらいだ。

当時は、遊戯王のカードゲームが大流行していて、ぼくも遊戯王に「魅せられた」1人だった。

お目当は、インセクター・羽蛾の『究極完全体グレート・モス』(初期)のシークレットレア。お値段はなんと55,000円。小学生にはリボ払いという発想がまだなく、到底入手できなかったためゲームセンターに通ってはカードを眺めていた。

そしてある日、何の前触れもなくXデーを迎えるのである。

楽しみにしていた遠足の1週間前

ぼくはいつものようにゲームセンターに向かっていた。ゲームセンターに行くためには横断歩道を渡らなければならなかったが、当時そこには信号がなかった。

左側には駐車している車が一台停まっていたので、左側の道路の状況が確認ができなかったが、右側からは車は来ていなかった。

いち早くゲームセンターにたどり着きたい”魅せられた” ぼくは「まあ、いっか」と思い、横断歩道を無理やり渡ろうとした、その時・・・

 

フォン

 

ドスンッ

 

鈍い音がして声にならない声を発しながら、自転車もろとも体が吹っ飛ばされた。

思いもよらぬところからエネルギーの衝撃波を受けたような感覚だ。

頭の中は、

ファッ!?  !? !? !?!?!?!

というコトバで埋め尽くされていた。

あまりのショックでその場に倒れていたが、アドレナリンが出ているせいか痛みは感じなかった。

関わったら負けと思っているからか、周りの人は誰も助けてくれなかったが、そのぼくを吹っ飛ばした物体から運転手らしき人が駆け寄ってきて「だっ、大丈夫か!?」と聞いてくれた。

その時、ようやくその白い物体が救急車だと分かった。

ぼくは運転手のおっちゃんを心配させたくないと思い、すくっと立ち上がって見せた。

とはいえ、もちろんそのままゲームセンターに行かせてもらえず、そのまま救急車に救急車を呼んでもらい、別の救急車に乗せられ病院へ連れ去られた。。それでもなお「ああ、ぼくのグレート・モスが遠ざかる…」と考えるキッズぼく。

救急車のなかで、救急車って人類の味方だと思ってたけど牙を剥くこともあるんだな…と何だか肉親に裏切られた気分になった。

ケガは骨にヒビが入る程度の軽傷で、全治2週間程度。友達もお見舞いに来てくれたりして意外と悪くない患者生活だった。

その数ヶ月後、ゲームセンターの横断歩道に信号ができた


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