【第2話】ナンパしたネットワークビジネス女子をエクセルで管理



ふと、駅ですれ違った女の子がどタイプだったことはあるだろうか。

そして、こう思ったことは一度はないだろうか

あんな娘と付き合いたいなあ。

でも、そのあとにこう続く。

「でも俺みたいなやつの周りにあんな可愛い娘いないから一生無理だろうなあ。。運命と思ってあきらめるか。家に帰りにTSUTAYAで似てる娘のAV借りよ。」

たいていの男は「運命」と割り切ってしまうのが普通だろう。

しかし、そんな自分の「運命」の壁を容易く乗り越えてしまう技術がある。

それは「ナンパ」だ。

今回はそんなナンパで出逢ったネットワークビジネス女子大生との話だ。

ナンパの功罪

ナンパのというのはハードルがとてつもなく高い。

そして、ナンパの中でもとりわけ難易度が高いストリートナンパだ。

なぜなら出会い方が不自然だからだ。

自らの人生の物語の中で、本来登場するべきでない輩が急に土足で舞台に立とうとしてくる。

端的に、ナンパしてるやつは「気持ち悪い」のだ。

だからナンパは最強の矛である一方、数多の女性から「死ね」という目を向けられて、なお立ち上がらなければならない諸刃の剣だ。僕はそんな強いメンタルは持っていなかったのであまりしてこなかったが何度か経験はあった。

 

2014年の6月だっただろうか。

繁華街の駅前で一人の女の子をナンパすることに成功した。

彼女の名前はまゆみ(仮)。21歳のロリ顔女子大生だ。

女子大生・まゆみ

時刻は夕方から夜に差しかかろうとしていた。

昼間の用事を済ませた人たちが帰路につくため駅に向かう時間帯だった。

駅にパチンコ玉のように吸い込まれていく人々をぼーっと眺めていると、ふと早足で歩くかわいい女性を見つけた。

反射的に話しかけようと思った僕は、歩いていく彼女に横並びで話しかけた。

 

このあとの予定は?

 

しかし、「打ち合わせがあるから今は急いでいるので今日遊ぶのは無理」という。

女子大生が土日に何の打ち合わせがあるねんと心の中で突っ込みながら、「まあ適当にはぐらかされるのはしょうがないこと」だと自分を納得させた。

最後の希望としてLINEだけ交換して彼女を見送った。

こういう時はだいたい連絡はこないものである。

 

数時間立った。

 

なんと「打ち合わせが終わった」とまゆみからLINEがきた。

こうして、1分の会話をきっかけに、お互いはお互いの物語の登場人物になることが決定した。

女子大生の正体はヤバいやつ?

トントン拍子にデートの日程が決まった。

こちらから誘う前に向こうから、横浜のクルージングパーティーがあるから一緒に来てほしいと提案された。

クルージングパーティーの開催は夜遅く、1泊しなければいけないことも意に介していないようだった。

僕は言われるがママに横浜のホテルをとり、夜のデートに備えた。

 

後日、待ち合わせ場所の横浜に向かった。

クルージングパーティーとは聞いていたが、待ち合わせ場所以外の詳細は全く聞かされていなかった

駅に着くとドレス姿の彼女がこちらを向いて待っていた。

そして彼女に手を惹かれるように「集合場所」へと向かう。

駅から少し歩き、彼女は「ここ」というと立ち止まった。

どうやら主催者なるものとここで合流するようだった。

主催者の素性は無論知らなかったが、周りを見渡すと妙に20代前半の男性参加者が多かった。

彼らは例外なくおしゃれなジャケケット姿に、チノパンを履き、クラッチバックを持っていた。腕からは高級そうな腕時計が顔を覗かせていた。まるでサマンサタバサに内定した女子大生のような個性のない風貌がずらりと並ぶ。

ここでようやく「何かがおかしいぞ」と思い始める。

しばらくすると主催者が「サマンサタバサ」たちを引き連れてまゆみのもとへ来た。

そして、まゆみは主催者とその愉快な仲間たちと談笑を始めた。関係性が全くわからずぽかんとしながら見ていると、仲間たちとまゆみが名刺交換を始めた。

聞き耳を立てていると「ネットワーク何ちゃら」というワードがちらほらと耳に入ってきた。当時僕はネットワークビジネスの意味を知らず、何かインターネット関係の仕事かなとか思っていたが、全く違かった。

驚いたことにその仲間たちはまゆみを崇めていた。

こいつ一体何者なんだ」と恐ろしくなってきた。

まゆみの側に寄り添う「付き人」と化していた僕も、ただ者じゃないと思われたのか、名刺をたくさんもらった。周りからはなぜだか羨望の目で見られていた。

まるで素人がヤクザの女に手を出しているかのような感覚だった。

 

時はすぎ、ようやくパーティーの時間になった。

いよいよ金魚の糞と化していたうんこ僕もクルーザーへ乗船した。

船の中でカイジのようにギャンブルに参加させられるのかとビビりながら船に乗った。

そんな心配とは裏腹に、船の中では「ネットワークビジネス」の若頭たちがシャンパンで乾杯していること以外は特に特異なことは起きなかった。

僕たち2人は船のデッキに立って夜風に当たりながら談笑し、フォトジェニックな色のカクテルで乾杯した。まゆみは純粋にデートを楽しんでいるようだった。

ようやくパーティーを終え、下船するとあたりは闇に包まれるほどに暗く、だいぶ深い時間になっているようだった。それでもまゆみは上機嫌そうだった。

僕たち2人は、予約していた横浜の一等地に構えるホテルに向かった。

しかし、僕のテンションは一向に上がらない。

夜景の見える部屋で雰囲気も抜群。本来であれば最高のシチュエーションなのだが・・・

ネットワークビジネスの中枢に食い込んでいる女性だと考えると怖いという感情が芽生えてきた。

デジャブかと思った。

僕の「ぼく」はやはり今回もピクリとも反応しなかった。

向こうの世界に自分を引き入れようとする「いわくつきの女性」と交わってはいけないと思ったのだろう。

夜は少し受け身な女の子だったこともあり向こうからのアクションは特にはなかった。

そのままお互い抱きしめ合いながら、一晩を過ごした。

僕に身を寄せるまゆみの寝顔を見ながら、もうこの娘と会うことはないだろうなと思いながら眠りについた。

 

______________________________________________

女の子エクセル管理物語 TOPページはコチラ



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です